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児童の権利委員会傍聴参加報告 本日、ジュネーブでの国連における、児童の権利委員会の日本国審査(27日、28日に開催)に参加して帰国しました。 国連における児童の権利委員会には、我々家族の絆を守る会からも参加しました。 ここで何がどう行われているのか知ってはいましたが、実際に参加してみて、実感したことが多々ありました。
以下簡単にご報告しますが、まず、この問題に興味を持って下さい!! 尚、詳しい内容については、6月17日開催予定の、NPO法人家族の絆を守る会の総会の後に報告会を開催する予定です。是非、ご参加ください!!
●何とか会場に入れた! 今回は、日本からの傍聴者が130名を越えて・・・私達を除けば勿論違った考えの人達ばかりです。 一方、審査の行われる部屋は60名分程しか傍聴席がありません。外務省は部屋を大きな所に替えるよう要請していましたが、結局小さい部屋のままでした。 このため、国連審査会場に入る通行証が事前に発行されず、参加できないかもしれないという覚悟も持ちながらスイスに入りました。 国連から通行証を発行してもらうことも難関でしたが、審査一日目も相当大変でした。 10時からの会議でしたが、8時すぎには会場の未だ開かない門前には、沢山の人達が群がっていました。 最前列あたりに、多数のチマチョゴリの女性達が居ることに驚きました。9時頃に、男性が会場に60名しか入れないから交代制にするとか、五名ずつ検問の所を通過します、と仕切り始めたので、我々も、門の人に通行証等を見せて、施設に入れてくれるようアピールした所、何とか入ることが出来ました。
●ロビー活動 チマチョゴリの人達は一番前の席を取り、委員会の委員達に、活発にロビー活動をされていました。障害者のお子さんを連れたお母さんもロビーされていました。極めて重度の手足の無い障害を持つお子さんのようでした。 言葉も発することができないようでした。キツイ長旅は大変だっただろうなあと思いました。 このお母さんは、このお子さんを、普通の学校に通わせたい、そういう権利がある、ということを委員会の委員達にロビーしていたのだと思いますが、それがこのお子さんを幸せにするのでしょうか、絶対条件なのでしょうか・・・。
●児童の権利委員会では支持率の高い鳩山首相! 予想はしていたものの、「『子ども手当』は児童の権利条約の精神そのものだ!」と、児童の権利委員会の委員が讃えていました。 何よりも日本国代表団の団長で、元駐オーストラリア大使上田秀明氏が、50年ぶりの画期的な政権交代であると述べ、鳩山首相の施政方針演説の「命を守りたい」というフレーズをはじめ、施政方針演説を評価する挨拶を、会議冒頭で行なっていました。 鳩山さんが居たら喜んだことでしょう。鳩山さん人気の高いのは、おそらくここだけでしょうから。
●人道に対する罪?! 15歳以下の子供を仕事に勧誘する?ことは、ICC(国際刑事裁判所)ローマ規程では「人道に対する罪」なんだそうです。 我々はこれを述べた委員会の委員の言葉を、同時通訳の日本語で聴いていたので、本当にそう言う言葉が存在しているのか分かりませんが・・・。 その言葉を聴いて、まるで極東軍事裁判のようだ!と思いました。 勿論、これは比喩的な表現ではあるものの、先に結論ありきで、裁かれる者が決まっている、という意味では同じではないかと・・・。
●「子ども・若者育成支援推進法」 4月から施行されている「子ども・若者育成支援推進法」や「子ども・若者ビジョン」。 文科省の役人は、この「子ども・若者育成支援推進法」は児童の権利条約に則った法律であると述べていました。
●今回取り上げられた内容の主なものは、非嫡出子問題、人権擁護委員会(法案)問題、児童ポルノ法、自衛隊志願年齢が18歳に引き上げられたこと、そして教科書問題、これは朝鮮学校の民族教育を続ける権利(日本からの援助を受けながら)に絡んで委員の一人が発言したのですが、ドイツ・ポーランド、ドイツ・フランスが教科書の共同研究を行なっているのに習って、日本も同様の解決策を見つけろ、と述べていました。 また児童相談所の問題が随分取り上げられていました。
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