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国連通信第45号
国連通信第45号

今回お送りするのは9月20日に来たもので、中国の人口抑制政策について述べられたものです。
この政策がのちに他国に影響を及ぼす可能性も考えられ、注視する必要がありそうです。


「世界でもトップにある学者が、中国における『スローモーションで進行している人道的悲劇』を伝えました」

中国の人口抑制プログラムは、中国の経済発展にとって恐ろしい結末となる「スローモーションで進行している人道的悲劇」を露わにしようとしています。
これは世界をリードする人口学者が、世界の経済のトップ、政治指導者の中の何人かに最近伝えたことです。中国での陰惨な一人っ子政策を公然と批評する勇気を持つ人が現れたのは、初めてではないでしょうか。

著名な人口学者ニコラス・エバースタット*1は、中国の一人っ子政策を、「スローモーョンで進行する人道的悲劇」と述べて、中国政府に「直ちに、そして条件なしで」「悲劇的で歴史的な誤り」である抑圧的人口抑制プログラムを廃止するように促しました。エバースタットは、公演中、今月初めに大連で開催された世界経済フォーラムを、痛烈に非難しました。

*1 ハーバード大学人口問題研究所、アメリカン・エンタープライズ客員研究員。この方は人口問題のみならず、朝鮮半島問題にも詳しい方です。

エバースタットは、人口抑制プログラムは、中国の出産数の低下という目的を達成する一方で、「国の将来的発展の潜在力を失わせている」と役人達に述べました。
エバースタットの研究によれば、中国の15歳から64歳までの労働年齢人口は2015年までに長期的衰退を辿り、中国の労働力は今日より小さいものとなります。2005年から2030の間に、中国の15歳から24歳までの人口は、20%減少すると見積もられます。エバースタットは、「現在と2030年の間で増加するだろう労働年齢人口は、50歳以上の年代である」と強調しています。中国の高齢者人口は、かつて経験したことの無いほどに、急激に増加するでしょう。2030年までに、中国の65歳以上の人々が倍以上となり、最高2億3500万人になる可能性があります。

驚くべき結果は他にもあります。2500年の中国の文化・伝統が無くなるだろうと、エバースタットは予想しています。それは、中国文化のニューフェイスが、4人の祖父母、2人の親そして1人の子供という「4-2-1」の構成になるからです。それが減少する若者達に、より大きな負荷をかけるとともに、この新しい方程式は経済発展を妨げるでしょう。高齢者人口が上昇し始める前から、国民年金システムが既に存在していた日本の状況と異なり、中国には、そのような年金制度がありません。老人達は、息子達の扶養に依存していましたが、急速な出生低下で息子達は存在しなくなるでしょう。「中国の老人達は、彼らがもうすぐ直面する問題に、どう対応するのでしょうか」とエバースタットは疑問を投げかけました。

中国の人口政策が齎している、もうひとつの問題は、ジェンダー・インバランス(不均衡)です。女児100人に対して、男児が約105人生まれるのが自然界の法則です。エバースタットは、一人っ子政策の到来直後に、中国では生物学上不可能な不均衡が現れ始めたと報告しています。現在、中国で出生してくる性比は、女児100人に対して、男児123人です。30年以内に、中国は、何千万人もの結婚できない若者の問題に対処しなければならないでしょう。

エバースタットは、「中国の初期の老齢化危機、差し迫る家族構成問題、懸念されるジェンダー・インバランス」を緩和する手段として、人口抑制政策を放棄するように中国の政府に要求し、人的資源が「貧困をなくし、数十年間で庶民が豊かになることに中国が成功するかどうかの鍵となる」のだと、中国政府に促しています。
エバースタットは、はっきりとは分からないけれども、中国でこのようなプレゼンテーションが行われたのは初めてだと感じたと述べています。多くの中国の人口学者は、エバースタットの分析に賛成だろうが、政府の政策を公然と批評したくないのです。


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【 2007/10/02 23:22 】

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