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「家庭からの教育再興プロジェクト」講演&シンポジウム②
「家庭からの教育再興プロジェクト」
講演&シンポジウム(講演の部)その2

講師:長田百合子 先生
演題:親が変われば子供も変わる!
日時 平成19年9月23日
会場 伊勢崎市あずまホール

講演「親が変われば子供も変わる!」(その1からのつづきを要約してご紹介します)

● 向精神薬は薬物である
 警察白書より抜粋した表に、乱用される薬物の種類と、精神依存、身体依存への度合いを表したものがあります。
 それによると、麻薬であるアヘン、モルヒネ、ヘロインに加え、向精神薬である睡眠薬、精神安定剤の身体依存度が「非常に強い」となっているということは、薬物の中で最もやめ辛いと言うことです。
 この向精神薬は心療内科と精神科にある薬の大方を占めています。よってその殆どが薬物といってよいのではないかと思います。
 向精神薬の性質として、①受け入れるのは簡単だが、本人のよほどの強い意志がない限りやめることがなかなか難しい、②精神的な快感を得るものか、肉体的な快感を得るものしかない、の二点が主に挙げられます。
 薬を投与された子供は、急にしゃべるようになったり動くようになりますが、それは元気になったのではなく、薬物によって快感状態にいるからです。薬を飲んでいるときと切れたときではテンションの上下が非常に激しくなります。小学生で心の形成の途中の子供に、こうした薬をどんどん飲ませるとどうなるでしょうか。
 平成18年2月の新聞記事に、「医師が処方する抗うつ薬を服用した子供は、自殺傾向の危険が(服用していない普通の子供に比べ)約2倍高まる」と厚生労働省が発表したとあります。私は2倍どころではないだろうと思っています。不登校=心の病気と考えるのではなく、親だったら自分の子どもは病気なんかじゃないと信じて、20歳以下の子供に危険性の高い薬物を安易に飲ませてはならないと考えています。

● 「ひきこもり」の状態について
 ここに3年間不登校(ひきこもり)だった中学3年生のA君がいます。勉強の遅れはいつか取り戻せるでしょうが、そこには大きな「遅れ」が必ず3つ発生して広がるばかりです。「精神的な遅れ」「後退という遅れ」「問題を持った年数だけの遅れ」です。
① 精神的な遅れ-はなっから親の子育てに何らかの原因があったりして、問題の子どもの精神的な年齢が普通の子どもに比べて極めて遅れています。問題をもってひきこもれば、普通の子どもからますます精神の発達が引き離されるばかりです。
② 後退という遅れ-問題(悩み)を抱えた子供は精神的に不安定で、あらゆることに無気力になって努力を全くしなくなるケースが目立ちます。彼(彼女)は中学1年生のところで止まっているわけではなく、それまでに習った多くのことをつぎつぎと忘れていきます。ここに後退という遅れが出て広がるばかりです。
③ 問題を持ったという遅れ-家の中にないものが、学校や社会には山ほどあります。このケースであれば、人さまから頂く極めて貴重な三年分の教育を大きく失ってしまう事になります。
 こういう状態の子供は、決して好きなようには生きておらず、苦しんでおり、本当は学校に行きたいと思っています。
 専門家の言う「好きなように」「刺激を与えず」「ゆっくり見守る」とは、おかしいことが分かるでしょう。こんなことを繰り返す専門家や親たちの下で、子どもは答えにならない答えを出されて、大きな錯覚に陥って方向を失っています。
 実際、先日も中学3年間不登校の子供に会いました。彼は踏ん反り返ってこう言いました。「俺は高校に行かない。大検を受けて国立医学部に合格し、医者になって社会に貢献する」と。それを児童相談所、カウンセラー、先生、親戚、親に話すとみな口をそろえたように「素晴らしい夢だ、頑張れ」と言ったのだそうです。
 私は「可哀想な子やな、お前は」と言い、「今からその周りの大人たちの本音を言うから聞きなさい。さっきまで三年間なにも勉強していないのに、国立医学部なんてお前には無理や。そんなこと出来るわけがない。それよりも大事なことは一歩一歩取り戻していくことではないのか」と言いました。それを聞いていたその子の父親は「私も実は長田先生と同じことを考えていた」と告白しました。その子はいっとき大変ショックを受け大声で泣き叫びましたが、それからやっとまともに不登校の問題に向き合うことが出来たのです。
 今どきの多くの大人は子供に対し、体よく事なかれに、いい加減で適当で、ここ一番関わりを持ってあげなければいけないときにスルッと優しい事を言ってごまかして消えて行く大人を前に、すっかり答えを失って路頭に迷ってしまっている子どもや若い親たち可哀相でなりません。
 子供は「こっちがいいと思う?あっちがいいと思う?」と聞きたい存在なのです。昔の大人はそう言う子供に「それは正しい」「それは間違っている」「間違ってるかもしれないが、私はこう思う」「それは自分で考えなさい」とはっきり示してあげました。
 今の大人は無難でどちらにも転べるような、自分の立場に影響することは指導は一切しません。だから今の子供たちは正しい答えを失って、どんどん迷っていくのです。

● ひきこもり氷山(その2)
 私は、専門家が絶対に関わらない・誰も行こうとはしないBタイプ、Cタイプの所へ行って、苦しむ家族に最後の最後までとことん関わって、社会や学校に問題の子どもを送り出しました。その数が2000件を超えるということなのです。これは威張っているのではありません。
 ここで私が最も言いたいことは何か。
 それは、私は学者でも医者でもない、ただのおばさんですが、そのおばさんが親心を持って、人情で、最後まで苦しむ家族に付き合ってあげれば、2000組助けられたんですよ、つまり、普通の人でも親心を持って、地域で問題を抱えた親や子供たちの応援をすれば、10組、20組くらいは助けられると言いたいのですよ。(その3につづく)
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【 2007/10/03 00:04 】

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